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小学館発行のアウトドア月刊誌『BE-PAL』が、今発売中の7月号で創刊35周年を迎えました。
私は創刊7年目から参加しています。28年も書いていることになります。フリーランスはさまざまな媒体の仕事を請け負っていますが、BE-PALは今の私の自然観、ライフスタイル観を形成してくれた雑誌でもあり、格別な感慨があります。

最初の取材は、今でも忘れはしません。ミミズ養殖の取材でした(笑)。
若かったので、ごみのポイ捨て現場24時間張り込みルポ、なんていう体当たり企画もこなしました。
その後、「新・田舎人」という、今でいうIターン者のインタビューもちょくちょく担当しました。新・田舎人は流行語にもなりました。
いつしか連載も持つようになり、自然素材の生い立ちをたどる「天然素材考現学」、地方色あふれる釣り文化を訪ねる「太公望の杖」などを企画。
エコロジーの時代に入った90年代は「マザーアーストーク」というインタビュー・シリーズを担当しました。ボノボ(チンパンジーの仲間)の研究者ジェーン・グドールさん、パタゴニア創業者イヴォン・シュイナードさんなど、錚々たる人物を取材できたことは今でも貴重な経験です。
自然派化粧品・ボディーショップの創業者、アニータ・ロディックさんを取材したときは尿管結石に悩まされている最中で、インタビュー中に発作が起きてしまい、脂汗を流しながら必死で話を聞いたことを覚えています。

白神山地が日本で最初に世界遺産(自然遺産)に登録されたときは、当時の環境庁長官とキャンプをしながらインタビュー。拳銃を持ったSPに守られながら、国務大臣と一緒にタープの下でお酒を飲むという、これまた貴重な経験をしました。

その後、仁淀川の川漁師、奥利根の猟師、紀州の炭焼きなどの聞き書きを担当。2004年からは「地方の風」をとらえた地域活性企画「ゲンキな田舎!」を10年続け、現在の「ルーラルで行こう!」へとつながっています。

同じく10年超えの長寿企画が、奥山英治さん、阿部夏丸さんらとユニットで担当した「雑魚釣りニュース」。毎度ばかばかしいお笑いを…的な企画でしたが、水辺の生き物との遊び方をここまで面白くできるのは、われわれ雑魚党だけだという自負が、今でもあります。

おととしから始まった「フィールドナイフ列伝」は、この7月号、種採り農家の岩崎政利さんの鎌のお話で終了。次号より、まったく新しい企画に挑戦します。

現在発売中の7月号道具特集の中では「よい道具は植物と鉄でできている」と題して、職人が手づくりする一生モノの刃物や籠などを紹介しています。連載ルーラルで行こう!は、なんと「樹木葬」がテーマ。日本生態系協会が始めた、生物多様性に配慮した墓苑と、葬送の今について取り上げています。

今後ともよろしくお願いいたします。

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