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BE-PALで連載された『ルーラルで行こう!』の記事の一部がウェブサイトBE-PAL.netで読めるようになりました。過去連載の『フィールドナイフ列伝』もいずれ公開配信される予定です。

7月号 木桶×地域再生
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11月号 ナイフ×子供
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グルメにすっかりおなじみ『dancyu』のムックシリーズ最新編は『鍋もの』。2010年3月号の本誌で取材した、広島県西条市の名物「びしょ鍋」の記事を再録していただきました。
酒蔵のまち西条で蔵人たちが楽しんできた、鶏肉・鶏モツ、野菜、そして日本をたっぷり使った個性派鍋の文化とレシピです。
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更新がしばらく滞っておりました!

☆BE-PAL12月号 
・連載『ルーラルで行こう!』は江戸時代からの地場産業・和綿栽培(伯州綿)に市を挙げて取り組む鳥取県境港市を取材しました。
・『にっぽん刃物語』は、福島県いわき市の西山カゴ店の竹割鉈です。10月号からスタートした当連載は、2014~16年の2年間好評をいただいた『フィールドナイフ列伝』の続編ともいうべき企画です。写真は20年来、鍛冶屋と働く刃物を一緒に取材している大橋弘さんです。

☆BE-PAL2019年1月号
・3年にわたり連載した『ルーラルで行こう!』は先月号で終了。新たに『田舎賢人!』というインタビューページを担当することになりました。よろしくお願いいたします。2004年からスタートした『ゲンキな田舎!』の方針を受け継いだ地方に寄り添う企画です。第1回は各地に続々と誕生している私塾「熱中小学校」用務員の堀田一芙さん。
・『にっぽん刃物語』は、野生獣解体処理施設・富士山麓ジビエ代表の浅子智昭さんのガットフックナイフです。
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家庭菜園誌『やさい畑』担当ページ

<2018冬号>
・ベテラン農家に教わるイモ・根菜の長もち熟成ワザ
・別冊付録「育てたい!変わり野菜」
 ※武井敏信さんの人気連載「個性派野菜を育てよう」の小冊子化。おかげさまで直売所関係者を中心に大絶賛の付録です。

<2019春準備号>
・個性派野菜を育てよう
 シカクマメ/調理用トマト3種
 ※シカクマメは原産地の東南アジアでは根塊も食べられていますが、実際のレシピが写真入りで紹介
  されたのは本邦初かもしれません。
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レギュラー担当の書評(ブックレビュー)、セレクトは下記の通りです。

<12月号>
『胃袋の近代 食と人びとの日常史』湯浅規子著/名古屋大学出版会
『木村政彦外伝』増田俊也著/イーストプレス
『寄席の底ぢから』中村伸著/三賢社

<1月号>
『ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見』遠藤公男著/山と渓谷社
『戦う大名行列』乃至政彦著/KKベストセラーズ
『ドイツ職人紀行』池内紀著/東京堂出版
『ミクロコスモス 森の地衣類と蘚苔類と』大橋弘著/つかだま書房
12月24日、立教大学新座キャンパスで開催された日本トランスパーソナル心理学/精神医学会の第19回学術研究会「自然とスピリチュアリティー」で、縄文人の精神性について『縄文探検隊の記録』(集英社インターナショナル新書)から話題提供をさせていただきました。
一般社団法人・日本環境教育フォーラムが運営するシニア自然大学校で、日本人の暮らしと植物の関係に関する講座を毎年開催しています。午前中は昭和以前の庶民の生活道具を実際に手に取っていただき、パワーポイントに寄る座学を。午後は身近な植物を素材にスワッグクリスマス(壁掛け式のクリスマス飾り)づくりを実習しました。
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12月7日、構成を担当した『縄文探検隊の記録』(夢枕獏×岡村道雄/集英社インターナショナル新書・860円+税)が全国一斉発売となりました。

書籍としては『モリさんの狩猟生活』(山と渓谷社)に続く今年2冊目のシゴトとなります。

本書はおかげさまで12日現在、Amazonの古代日本史部門で売上1位を走っております。

獏さんは空海や陰陽師などをテーマに膨大な作品を書いてきた伝奇小説の大家。博学のマルチ作家です。
岡村さんは日本の考古学の権威のひとり。伊達政宗の墓を発掘して現代人として初めて独眼竜と対面した方でもあります(公式プロフィールにはありませんが)。

本書は、ふたりが各地の縄文遺跡を歩きながら、縄文社会の実像について議論中を繰り広げるというルポ型対談です。

以下、かなり長い文章で恐縮ですが、読みどころを。

岡村さんから提示されるのは、つねに更新されたばかりの最新の縄文情報です。我われ昭和世代が歴史の教科書で教わった縄文の記述には、今となっては誤ったものや不正確なものも少なくない(縄文人の糞化石とか)。
にも関わらず、訂正されていないままのことが多いそうです。
しかも、縄文時代そのものが、近年は教科書から省略されつつあります。

小説家の獏さんは、ときに聞き役に徹します。しかし、遺物の調査結果からは未だ説明できない、たとえば縄文人が信仰した神々や縄文の精神性などについては独壇場です。該博な知識と緻密な想像力、そして豊富なアウトドア経験から説得力のある推理を披露し、岡村さんを唸らせます(アウトドアってつまり、縄文の暮らしを娯楽化したものですからね)。

テーマによってはさらに各地の専門家を交え、鼎談形式でも進行します。
こんな面白い本づくりに立ち会えたことは非常に光栄です。

本書の読みどころ(抜粋)。

★縄文の食には主食、副食がない。クリを計画的に栽培し、晩期には現在の栽培種に匹敵する大きさの実も作出していたが、かといって主食ではなく季節ごとに廻る野の幸を上手に組み合わせて食を構成してた。クリは建材、燃料としても重宝され、建物の8割近く、薪の4割近くを占める。縄文時代には森林施業、木工技術の原型がすでにあった。

★二大調理器具は石皿・すり石のセットと土器。つまりフードプロセッサーと鍋。じつは貝塚から焼き魚の残骸と思われる焦げた骨はほとんど出ておらず、多くは下拵え後、鍋で煮込んで食べていたらしい(刺身も食べていた証拠はないとか…これは同じ釣り師として信じられないと、獏さんは今も岡村さんに反論しています)。

★鍋で骨ごと煮込むと食材の栄養を余さず活かすことができる。数千年もの間同じところに居住できた背景には、摂取効率を含めた食の安定化の知恵がある。日本列島の真のソウルフードは、誤解を恐れずにいえば寄せ鍋である。

★内陸部から大きなサメの骨が出てくることがある。サメの身は時間が立つとアンモニア臭が強くなるが、そのぶん腐敗菌の繁殖は抑えられる。今も中国地方の山間地に残るワニ料理(サメ料理)のルーツは縄文にある可能性が高い。

★縄文の男たちの大物釣りや狩猟は、じつは食料調達にはあまり貢献しておらず、実質的には女性たちの植物採集や、潮干狩り、浅海のイワシなどの小魚を簾建のような小網で採る方法に支えられていた。つまり釣りやハンティングは遊びの要素がかなり強かった。男が遊べるのはしっかり者のおかあちゃんたちのおかげ!

★にも関わらず、縄文時代は1日4時間も働けば暮らすことができたゆとり社会。当然、ブラック労働とは無縁。そして縄文人はお祭りが大好き。諏訪の御柱祭などはその名残であろう。

★竪穴住居は茅葺ではなく、土を積み上げた構造が一般的だったらしい。再現遺跡に茅葺きが採用されたのは、縄文考古学の黎明期、あまりにもデータがなく建築学の権威に助力を仰いだため。当て推量にちかい仮説にすぎなかったのに、茅葺で再現が試みられるとそれが既成事実化し、竪穴住居=茅葺きということになってしまった。しかし近年、土屋根の焼失住居が東北を中心に出土している。東アジアの民族例、アイヌの例を見ても縄文の竪穴住居は土の家だった可能性が高い。記紀や風土記に出てくる土蜘蛛とは、縄文の暮らしを引き継いだ人々だった。

★竪穴住居の中心は炉だが、ついこの前まであった田舎の家の囲炉裏のように、横座、客座、嬶座的な席次が存在した。囲炉裏の上部で食材を乾燥保存する火天(火棚)も竪穴住居の炉の上にはあった。つまり縄文の文化は少なくとも昭和まで受け継がれている。

★資源的に希少な黒曜石、翡翠はかなり遠くまで流通している。新潟県糸魚川市の翡翠はとりわけ遠くまで運ばれ、大がかりな加工センターもあったことがわかっている。翡翠は交易品というよりは儀礼品で、運搬した人々も商人のような存在ではなく使節のような立場だっただろう。
 当時から高野聖のように身軽に旅暮らしができる社会制やネットワーク網があり、そうした渡り的暮らしを可能にしたもうひとつの要因として、後の富山の薬売りのような「漂泊者が持つ情報の有益性」があったのではないか。つまり宮本常一いうところの「世間師」(しょけんし)的な縄文人がいたのではないか。

★土偶にはおそらくキリング(破壊)の儀式はない。ばらばらに壊れた状態で見つかるのは、アスファルトなどで接着して何度も修理をしていたから。大事に大事にし、いよいよ直せない状態になったら送りの儀式を行なった。有名な合掌土偶(国宝)もじつは出土時はばらばらの状態で、アスファルトで何度も接着した痕があった。

★土偶の意味は今も判然としないが、小さなものは今のお守りや護符のようなものだったのかもしれない。縄文の象徴的なトーテムは蛇、とくに毒蛇のマムシであり、信仰する山の形も蛇信仰との関連性が窺える。

★国宝の縄文ヴィーナス(グラマー)と仮面の女王(スレンダー)=ともに長野県尖石より出土=は明らかに時代性を背負っている。
仮面の女王にはかなり深刻な社会背景がありそうだ。縄文の仮面には能の翁の面との関連性が見え隠れする。翁とは古層の神ではないか?

★世界最古の漆製品は北海道南部から出ており、中国大陸の漆文化よりも数千年歴史が古い。しかも塗りの技術は大陸より高度。
ところが、日本列島にウルシは自生せず、大陸から人為的に移植されたというのが植物学界の定説(結論)。最古の漆製品の元となったウルシ液が、いったいどこからどのように来たのかは謎のまま(ゲストの考古植物学者・鈴木三男さんと岡村さんの激論を収録)。

★国津神である縄文の神は新しい天津神に吸収され、その過程でさまざまな社会矛盾も生じていた。一例が縄文人の直接の末裔である蝦夷討伐。都で処刑された蝦夷の英雄アテルイと空海は同時代の人物であり、空海はアテルイが受けた処遇を都のかなり近いところで見聞きして心を痛めた可能性がある。
空海が考えたのは、古層の宗教であるアニミズムと仏教の整合性を図り分断化した社会を融和させること。
キーワードは山川草木悉皆成仏という涅槃経の言葉だった。生きとし生けるものはすべて仏であり、序列はない。それは縄文の価値観に近い考えだった。
すなわち空海密教は縄文であるというのが獏さん説。

★弥生時代の実質的主人公は縄文人。ある時期、大陸から多くの人たちが米を携えて移住をしたことで弥生が始まったわけではない。ごく少数の人が持ち込んだ水田稲作技術が縄文人に受け入れられて急速に広まり弥生になった。大陸系DNAがぐっと増えるのはもう少し後の時代で、これは多分に権力構造の影響(つまりビッグマンほど子沢山ということですね)。

★縄文人は命が生まれて消えていくことを季節の循環のように考えることで、愛する者の死を極端な悲しみや絶望にしないようにしていた。

ほんとうに長々とすみません。ざっと以上のようなことが書かれています。
書店でみかけたら、手に取ってみてください。

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↓週刊プレイボーイのweb版に関連記事を2回書きました。


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11月9~11日、北海道弟子屈町で開催されたてしかが観光塾(主催・てしかがえこまち推進協議会)のシンポジウムにて「仕組みで考える地域づくり~自然資源を活かした小さなグッドアイデア」というタイトルで話題提供をさせていただきました。