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担当『ブックレビュー』は
『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(奥野克巳著・亜紀書房)というやたらタイトルの長い本。これ、掛け値なしに面白いです! 著者は立教大の先生でした。資本主義というのはきわめて原始的なシステムだということに気づかされます。
その他の紹介本
『戦後ゼロ年東京ブラックホール』(貴志謙介著・NHK出版)
『熱海の軌跡』(市来広一郎著・東洋経済新報社)
『歌と曲に隠された物語 昭和歌謡の謎』(合田道人著・祥伝社)

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二本の担当連載はくしくも刃物(うち一本はそのものズバリ『刃物語』ですが・笑)
ルーラルで行こう!は、岐阜県立森林文化アカデミーと、刃物の街として知られる岐阜県関市の共同開発で誕生した子供用ポケットナイフ『morinocoナイフ』に込められた思いを紹介しています。
『刃物語』は、宮城県雄勝湾の牡蠣漁師が船上に常備している「マギリ」を採り上げました。いわゆるマキリですが、調べれば調べるほど面白い刃物です。
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『モリさんの狩猟生活』が刷り上がってきました!
先日予告させていただいた
「いくら鉄砲がよくてもクマは獲れねえ。
クマはな、度胸で獲るんさ」
というキャッチコピーは、本の帯ではなく表紙の見返し部分のものでした。
(すみません)

関東最後の秘境、奥利根で40年にわたってクマ撃ちを続けてきた、モリさんこと高柳盛芳さんの聞き書きです。

もう20年になるお付き合いですが、ハンターとして自然を見る眼の鋭さに、いつも敬服しています。最初に聞き書きを刊行したのは15年前。そしてその15年で、モリさんのクマに対する知見はさらに深みを増していました。

狩猟はアウトドアの最高峰だと思います。とりわけ銃猟、なかでも感覚を極限まで研ぎ澄まし、クマが残したわずかな痕跡から行動を推理、たったひとりで追い詰めていく「しのび猟」は、話を聞くだけでもスリリングです。

はじめてクマと出会ったときの恐怖。奥利根に伝わる豪傑伝説。190㎏もある雄グマを3年がかりで追い、ついには仕留める話…。

クマは臆病なほど警戒心が強いにも関わらず、壊的な力を持つ本州最強の野生動物です。しかも機敏で、少しでも狙いが外れれば弾が当たっても倒れず、すさまじい形相と勢いで挑戦者に向かってきます。
手負いのクマを追跡すると、止め足というトリックを使い、待ち伏せしていることもあります。

死をも覚悟した駆け引きから伝わる、クマという動物に対する畏怖と深い尊敬。その言葉からは、ハンティングのメンタリティーがありありと浮かび上がります。

現代版炉辺夜話といった趣の内容ですが、クマ猟は、もはや趣味・娯楽の話で終わらせることができないほどの社会性を帯びています。

近年、クマが人の生活圏に出没し、人的な被害を引き起こす例が相次いで起こっています。「クマが増えた」と言われますが、それはほんとうなのか?

この本のもうひとつの目玉は、クマ撃ちのモリさんと、ツキノワグマ研究の第一人者で東京農業大学教授の山﨑晃司さんとの対談です。

そこで読者は、クマという野生動物の知られざる素顔や、置かれている現状をあらためて知らされることになります。
一方的に悪さをしているわけでも、危ないから、増えているから駆除してかまわないといえるような動物でもないことが理解できるでしょう。

クマという動物とどう接するか。それはすなわち、社会の自然観の成熟度を示しています。

続く章では、釣りや山菜、キノコ採り、刃物の使い方などにも言及していますが、これらも野生の感覚を磨く楽しみです。

10月12日から店頭に配本され、アマゾンなどのネット通販では15日頃から発送の予定です。223ページ。カラー口絵あり。値段は1600円+税。山と渓谷社から発売です。
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いくら鉄砲がよくても
クマは獲れねえ。
クマはな、度胸で獲るんさ

できあがってきたばかりの表紙にまだ帯はありませんが、10月15日に書店に並ぶときは、帯にこんなコピーが踊っているはずです。

校了が先ほど終わり、アマゾンで予約注文の受け付けも始まりました。

奥利根の野遊びが番長、モリさんこと高柳盛芳さんのクマ撃ち奥義、いよいよリリースです。

クマ研究者の山崎晃司さんとの対談はぜひ実現させたかった企画。
「難し過ぎて読む人がついてこれねえんじゃないんかい」とモリさんが心配したほど、高次元の濃い対談になりました。

刃物、釣りについてもぐっと掘り下げてます。

日本のアウトドアを担っていく若い世代に読んでほしいと願っています。

注文はこちら(アマゾン)から↓

 (Click!) 


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連載「ルーラルで行こう!」は、地域資源としての「天然遡上のアユ」の価値について。たかはし河川生物調査事務所の高橋勇夫さんにお話を伺いました。刃物の連載も再開しました。タイトルは『刃物語』。写真は鍛冶屋の取材を20年一緒に続けている大橋弘さんです。
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9月2日に東京御徒町で開催されたグリーンウッドワーク『スプーンづくり』(講師・井丸富夫さん)、盛況のうちに終了しました。
材にはミズキの生木を使用しました。
内ぐり用の湾曲した刃物「ツーカカム」の使い方をはじめ、日本の木工品にはあまりなかった多彩な刃物ワークが印象的でした。
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連載『ルーラルで行こう!』は、クラフトビールの最新事情を取材。
小さな麦酒工房が作る個性派ビールが世界的に人気です。日本でも酒税法改正による製造免許条件の緩和以降、地ビールが増えていますが、今のムーブメントはこれまでのものと違います。
「地方で作れば地ビールになる」という時代は終わり、掲げる地方らしさの中身が問われています。そのひとつが素材へのこだわり。そして手づくり感です。
この春に静岡県富士宮の農村地帯に誕生したフジヤマハンターズビールは、農家自身が醸造する小さなクラフトビール工房。
この春改正された酒税法で、ビールの副原料として使える素材の幅が広がったこともあり、四季折々に個性的な幸のある農山村は、ビール造りに有利な土地になりつつあります。
立ち上げまでの苦労と今後の展望について、代表の深澤道男さんに伺いました。

第2特集「道の駅」も担当。高知県の『道の駅よって西土佐』、長野県の『道の駅小谷』を紹介しています。
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担当ページBOOKレビューは4冊。
『空気の検閲 大日本帝国の表現規制』(辻田真佐憲著・光文社)
『酒の起源』(パトリック・E・マクガヴァン著 藤原多伽夫訳 白揚社)
『司馬さん、みつけました』(山野博史著・和泉書院)
『人類は何を失いつつあるのか』(山際寿一×関野吉晴 東海教育研究所)
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JAの組合員向け月刊誌『家の光』。9月号の特集は「ムラを元気にするスゴイ人」です。福島県喜多方市の農業生産法人(株)エガワコントラクター社長の江川正道さんの取り組みを取材させていただきました。もともと農業土木に強い建設会社として知られていましたが、耕作放棄地の管理の相談を受けるうちに、自らも農業に乗り出すようになったといいます。機動力を生かして荒れ地を農地に戻し、土づくりと栽培実験を重ね、育てた野菜の販路も築いてきました。
同社の特徴は、回復させた耕地を新規就農の意欲がある若者に販路ごと譲っていることです。「土そのものを豊かにするだけでも3~5年かかる。耕作放棄地があるからといっても、すべて一からスタートする新規就農者に3年で答えを出せというのは酷」というのがその理由。
農業をする仲間をひとりでも増やすことが、きれいな農村風景、すなわちふるさとを守ることにつながる江川さんはいいます。今後はキャンプなどの体験交流型の事業も進めていきたいとのこと。