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小学館101新書からの書き下ろしです。健康食品などで知られるアンチエイジング物質にはコンドロイチン硫酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などさまざまなものがありますが、この「プロテオグリカン」は、青森県の弘前大学医学部が30年にわたって実用化研究に取り組んできた新素材です。
原料は鮭の氷頭(ひず)でも知られる鼻軟骨。プロテオグリカンは、鮭の鼻軟骨のようなクッション組織を構成している糖たんぱく糖鎖と呼ばれる物質です。
このプロテオグリカンは、それ自体に高い保湿性や膨潤性があり、美容品としても優秀な性能を持っていますが、経口摂取すると、腸内に住んでいる共生菌に対してある種の賦活作用を持ち、そのサイクルが免疫系を自動的にコントロールしていることが分かり始めています。
ホメオスタシス(自律性)の正常化によって、肌や膝軟骨の再生がすすんだり、各種成人病や免疫系疾患の抑制効果があることが分かり始めてきました。そんな期待の新物質・プロテオグリカンのすべてをわかりやすく解説しました。
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料理男子向けのサライ増刊『男のだいどこ』の小特集は包丁。東京・南馬込の刃物鍛冶、定康さんを久しぶりにおたずねし、鍛造包丁のできるまでを紹介しました。10年近く前にも鍛冶屋めぐりの取材でおじゃましていますが、今回は「鍛造とは何か?」というごく基本的なところに立ち返った企画です。
感慨深かったのは、20代のお弟子さんがひとり、テキパキと働いていたこと。弟子入りのきっかけは拙著の定康さんの記事ページを読んだことだったとか。
どうか精進して、いい職人になっていただきたいものです。
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ワールドフォトプレス社monoマガジンの別冊。編集はナイフマガジンのHさんです。ナイフマガジンとしては初の包丁ムックで、刃物専門誌ならではの奥行きのある男くさい切り口に仕上がっています。私の担当分は、過去ナイフマガジンに掲載した関東牛刀のルポ、子供と包丁についてのコラムの再録。書き下ろしとして「素人包丁のススメ」という特集と、山本一力さんの『研ぎ師太吉』の書評を書きました。表紙の包丁は、じつは私の私物です。数年前の包丁企画の際、職人ものの取材でパートナーを組んでいる大橋弘さんが知らない間に撮っていたものです。ピカピカの新品よりも、むしろこういう汚いのが(?)リアリティがあるということで、表紙会議で社長が決めたのだとか。ゲラが送られてきてびっくりしました。

うわべを飾っただけでは、雑誌もなかなか手にとってもらえない時代。
こういう思いきりも、ひとつの方向性かと。
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雑事にかまけて更新を怠り、2か月分一緒の紹介になってしまいました。
連載「ゲンキな田舎!」7月号は、沖縄の自然や文化にこわだったアクセサリーやお土産品だけを扱う『海想』社長、森洋治さんに、独自に作り上げたビジネス思想や地域論をじっくりうかがいました。沖縄県内に7店舗を展開。みやげ物店が軒を連ねる国際通りのなかでも、知る人ぞ知る、魂のこもった店として信頼をあつめています。
8月号では、全国的に問題になっている「放置竹林」の解決策について、岐阜県各務原市にある株式会社バンブージャパンの亜岐健司さんの取り組みを取材しました。
もうひとつの連載「月刊雑魚釣りニュース」は、空前の不漁で社会的な騒ぎになっているウナギのスペシャル号。縄文ウナギの取材を担当しています。
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エッセイストで我らが雑魚党のボス、野田知佑さんが『川の学校』という本を上梓しました。子供たちに自然体験をさせることの意義について、これほどわかりやすく、そして奥深く言及した本を私は知りません。
7月20日(金)19時~20時、この本の刊行を記念したサイン&トーク会が紀伊国屋書店新宿南店3階で開催されます。そのトークの相方として私がゲスト出演することになりました。
一昨日、この件で野田さんと軽く打ち合わせするつもりで昼食をご一緒したのですが、すでにモード全開でした。子を持つ親御さん、学校の先生、あるいは教育者を目指す若い人たちなど、子供たちの未来を真剣に考えている人たちにぜひお越しいただきたいと思います。
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昨年刊行された『海の大国ニッポン』に続く、東京大学の海に関する学部横断型の連携機構「東京大学海洋アライアンス」の取り組みを紹介する本です。
今回は、プレート型巨大地震と津波被害に焦点を当てた号です。
 第1章「次に来る巨大地震の備え」
 第2章「進化する防災の近未来像」
 第3章「被災の現場から見る多様な復興の姿」
 第4章「災害に備える行政、復興に強い行政」
以上の4つのパートから、海の研究者たちの3.11後の研究を追っています。
分担執筆で、私は第1章の取材を担当。巻頭座談「実学としての地震学ー科学と歴史の視座から見据えるこれからの学問体系」は、今後の地震学のあり方を、学者たち自身が真摯に論じた興味深い内容です。小学館刊・1365円。