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ナイフマガジンで連載の「はたらく刃物」は、日々食していながら、その現場をなかなか目にすることのできない食肉加工の世界です。品川の東京食肉市場内に作業所を持つ和牛仲卸大手の高野畜産さんのご厚意で、和牛枝肉の脱骨作業から精肉までの作業を取材させていただきました。ボーニングナイフと呼ばれる専用包丁一本で、鮮やかに骨から肉塊を切り離していく手わざは、凄みを感じさせるほど鮮やかなものでした。読者の反響もかつてなく大きかったそうですが、残念ながらナイフマガジンは、この2014年12月号をもって休刊となりました。「はたらく刃物」もいったん終了しますが、刃物と職人技の世界は私と写真家の大橋弘さんのライフワークですので、今後も取材を続けていく予定です。
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くしくも、おいしそうな鮨の表紙写真が目印の号に関わらせていただきました。
「美味サライ 日本一の鮨」は、数年前にサライ本誌で担当した対談「すきやばし次郎 名人が明かす極意 特別対談小野二郎×高橋治」の採録です。「全ての努力は一瞬のため。握って3秒以内に食べるのが江戸前鮨の旨い食べ方です」というコピーは、鮨という食べ物の現在の位置づけを明快に語っています。
「dantyu1月号」で担当したのは『ウマい町』というローカル紀行。大分県国東市の団子汁と、やせうまという素朴なおやつを取材しています。どちらも、いわゆる粉ものと呼ばれる食べ物ですが、背景にあるのは、かつてのコメの価値であったことを知り、あらためて麦食文化への関心が高まりました。
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12月号の連載「ゲンキな田舎!」は、埼玉県秩父市のお菓子屋さんたちが始めた森の再生運動です。合言葉は「森を育ててお菓子をつくろう!」。在来のカエデから樹液を絞り、煮詰めてつくったメープルシロップで新たなご当地銘菓を創作するとともに、カエデの植林や山の管理、郷土教育などを通じ、地域のさまざまなステークホルダーを横串に刺すという意欲的な試みです。
1月号では、江戸・東京伝統野菜の保存活動を長年続けている大竹道茂さんのインタビューです。東京にも歴史を背負った野菜がまだたくさん残っており、それは世界に通じるクールなブランドになりつつあるそうです。おいしい野菜を食べに東京へ行く時代が、もうそこまで来ています。

もうひとつの連載「フィールドナイフ列伝」は、ヨットマンの非常用ナイフ(12月号)と、21世紀型漁師の皮むきナイフ(1月号)です。
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サライインタビューを担当してます。
お相手は先ごろユネスコの世界無形文化遺産に登録された本美濃和紙保存会の澤村正さんです。
「紙漉き仕事は貧乏の代名詞。金がすべての世間を恨みました」という言葉に、日本の和紙が置かれ続けた状況がにじみ出ています。
昨年暮れ、日能研、ビクトリノックスジャパンとともに私立中学高校の先生方を対象に開催した「教育と刃物」セミナーが、朝日新聞に掲載されました。
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鉛筆削って刃物の心得 削れる子2割・安全な使い方を覚える
という記事です。担当記者は山根由起子さんです。